外壁塗装時のシーリングとは?費用相場・打ち替えの流れについて
2022.08.01 (Mon) 更新
外壁塗装をする際に欠かせないとても大事な工事があります。
それが シーリング(コーキングとも呼ばれます)です。
今回は・・・
- シーリングとは何なのか
- 何故シーリングが大事なのか
- シーリングの費用相場はどのくらいなのか
- シーリング打ち替え工事の流れ
などのお話です。
目次
シーリング(コーキング)とは?
シーリング工事とは何のこと?
外壁塗装の見積をとった際、見積書の中に【シーリング工事(コーキング工事)】と書かれてあるのを見て「シーリングって何?」という疑問があがるかもしれません。
シーリングの意味は密閉するとか塞ぐという意味なのですが、シーリング工事というのは【外壁ボードやコンクリート、タイル同士のつなぎ目】や【外壁とサッシ周りの隙間】などのつなぎ目や隙間にシーリング材を充填する工事のことを言います。
シーリング材(コーキング材)は、シリコン樹脂やポリエーテル樹脂等が原料で硬化するとゴム状になる、建築物の気密性や防水性を高める為の充填材です。
シーリングとコーキングの違いは?
【シーリング工事】と【コーキング工事】 どちらも外壁ボード等のつなぎ目などの隙間を充填すること言います。
シーリングとコーキングに違いはあるのかというと、実はとても曖昧です。
建築現場では同じ意味として使われていることが多いです。会社や職人さんの年代等で使い方や言い方が変わっていて、「この場合はコレ!」というものが無いのが実情です。(同会社でも両方使っている事も多々あります)
ですので、外壁塗装の見積書に【シーリング工事】と書かれてあっても、【コーキング工事】と書かれてあっても、どちらも、概ね「建物の隙間とかを埋める工事なんだな・・・」と思って下さい。
何故シーリング(コーキング)が大事なのか?
ではシーリング工事(コーキング工事)は何故必要なのでしょうか?
シーリングの役割1:水や汚れの侵入を防ぐ
まず樹脂製品であるコーキング材は水や空気を通さないので、つなぎ目や隙間に注入すると密閉されます。
例えばお家の中で言うと、お風呂場の浴槽と壁の境目やキッチンの壁とシンクの間を埋めている、線状で弾力性のあるゴムの様なものがシーリング材が硬化したものです。水を多様に使う場所で建物内部に水が浸透するのを防いでいる役目をしているのはご存じではないかと思います。
そして当然外壁の隙間も同じ様に、雨等が建物内部に侵入するのを防がなければなりません。
外壁から建物内部へ雨水や汚れが侵入することは、大切なお家にとってはかなりのダメージになります! 雨漏りが起こったり、内部の躯体にまで水が浸入してしまうと腐食してしまう可能性もあり、大がかりな修繕を余儀なくされる場合も出てきます。
そうならないために、建物の隙間を密封して水等の侵入を防ぐシーリング工事(コーキング工事)は大変重要になります。
シーリングの役割2:外壁同士等のクッション
サイディングやコンクリート等の外壁材は、外気温や湿度の変化によって膨張や収縮したりしますし、地震による揺れ等でひび割れや歪みで破損しやすくなり、外壁の耐久性が低下する可能性があります。
ですので外壁材同士のつなぎ目やサッシの隙間に弾力性のあるシーリング材を充填してクッションの役割をさせ、外壁の動きに追随させて、サイディング等の外壁のひび割れや隙間の発生を軽減させます。
シーリング(コーキング)の寿命
実はシーリングには寿命があります。
種類や環境にもよりますが、シーリングの寿命はだいたい10年ほどと言われています。
外壁やシーリングは日々紫外線等にさらされています。シーリングの最大の劣化原因は紫外線です。(輪ゴムも太陽の当たる所にずっと置いていると固くなって切れたりしますが、それと同様の事が生じます)
シーリングが劣化すると痩せてきて隙間が出来たり、固くなって弾力性がなくなったり、ひび割れてボロボロになります。
こうなってしまうと建物の隙間を密閉できないのはよくおわかりいただけるかと思います。
また弾力性がなくなっているため建物の動きに追随出来ないために、建物への亀裂の発生に繋がりかねません。
このようにシーリングの寿命を迎える前にシーリング打ち替え工事を行うことが重要です。
外壁塗装の塗り替えを検討する時というのはシーリングの劣化も進んでいる状況だと思いますので、併せて工事を行うことをおすすめします。
シーリング(コーキング)の費用相場はどれくらい?
気になるシーリング工事の費用相場は使用するシーリング材や環境等にもよりますが、だいたい600~1,200円/m程度と言われています。
これはシーリング打ち替え工事の場合です。打ち替え工事というのは既存の劣化したシーリングを撤去した上で新しいシーリングを打っていく工事です。
他にもシーリング打ち増し工事という、古いシーリング材の上から新しいシーリング材を重ねて充填していく工法もあり、シーリング打ち替え工事よりは単価がお安くなるのですが、古い上に新しいものを重ねる為にシーリングの耐久寿命が短くなりがちですので、出来れば避けた方がよろしいかと思います。
また、シーリング工事は隙間を直線的に充填していく工事のため、基本的に見積ではメートル単位で計算されます。外壁塗装での見積出単位である平米(㎡)とは異なりますので、混合しないようにしてください。
シーリング(コーキング)打ち替え工事の流れ
ここからは実際のシーリング打ち替え工事(コーキング)の流れをご紹介します。
サッシ廻りのシーリング打ち替え工事です。
1. 現状
サッシ廻りのシーリングの状態ですが、劣化が進んでいて欠けや割れが発生しています。 このままですと雨水等の侵入を防ぎきれない可能性があります。
2. 既存劣化シーリング撤去
カッターやナイフなどで切り込みを入れた後、ペンチなどを使用して引っ張り、傷んだ既存の劣化シーリングを剥がしてしっかりと撤去します。
3. 清掃
劣化シーリングを撤去した後に取り残しがあると接着性が落ちる為、取り残しがないように溝の内側を丁寧に清掃します。
清掃をすることで耐久性も上がります。
4. 養生及びプライマー塗布
マスキングテープでシーリングしない部分を養生(マスキング)します。これでシーリング材がはみ出すことなく綺麗に仕上がります。
そのあと密着をより良くする為に刷毛でプライマーを丁寧に塗布します。シーリング材がより密着することで、めくれにくくします。
5. シーリング材充填
プライマーが乾いたら、シーリング材をたっぷりと充填していきます。 ここでたっぷり入れないと奥までしっかり入れ込むことが出来ません。また注入する量が足らないと縮んで隙間が出来てしまいます。
充填した後は専用のコテで中に隙間が出来ないように均等に押し込み均していきます。
6. 完了
シーリングが乾ききる前にマスキングテープを剥がします。
その後しっかりとシーリング材が乾いたら完成です!
まとめ
いかがでしたでしょうか。外壁塗装とよく同時に行われるシーリング工事のお話でした。
もっと詳しいお話が知りたい時は、お気軽にペイントプロまでお問い合わせ下さい。
その他、外壁塗装や屋根塗装の事等、何かご不明な点がございましたら、どんな些細な事でもお気軽に大阪市住吉区のペイントプロまでよろしくお願いします。
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