防水工事の必要性 種類と耐用年数と流れ /大阪市のペイントプロ
2022.08.22 (Mon) 更新
外壁塗装をする際に屋上やベランダで同時に行われることの多いのが 防水工事 です。
今回は防水工事について詳しくご紹介いたします。
- 防水工事の必要性
- 防水工事の種類と耐用年数
- 防水工事の施工の流れ(例:ウレタン通気緩衝工法)
のお話です。
目次
防水工事の必要性
防水工事は何故必要なのでしょうか?
防水工事は主に紫外線や雨に直接さらされているベランダや屋上等に施工されます。
当然、雨や雪等の水分が建物内部に侵入するのを防ぐ【防水効果】を施す工事となります。
前回の防水工事から年数が経ち防水効果が失われると、雨等の水分が建物内部に侵入し階下への雨漏りになったり、カビ等の原因となったり、大切なお家の躯体そのものを腐食させたりします。
これは建物が蝕まれ寿命を縮めてしまうことに繋がります。
そうならない様に、定期的に防水工事を行って建物の寿命を延ばす事が大切です。
以上の事柄が、防水工事の必要性です。
防水工事の種類
次に防水工事の種類についてご紹介します。
防水工事の種類ですが、大きく分けて 4種類 あります。
- ウレタン防水
- シート防水
- FRP防水
- アスファルト防水
それぞれの特徴と耐用年数等を挙げます。
防水工法 | 特徴 | 耐用年数 |
---|---|---|
ウレタン防水 | 液体状のウレタン樹脂防水材を塗布して乾燥させる工法で、複雑な形状の箇所でも施工可能で、繋ぎ目の無く弾力のある塗膜層に仕上がる。費用も比較的安価で人気が高い。ただし乾燥に時間がかかる為工期が長くなる場合がある。 | およそ8年~10年ほど |
シート防水 (主に2種類あり:ゴムシート防水、塩ビシート防水 | 工場で生産された厚みが均一の防水シートを接着剤や専用ディスクで固定する工法。比較的安価で障害物のない平坦な屋上や広い場所でムラ無く施工可能。塗膜を乾燥させる必要がなく、デザイン性の高いシートもある為、人のの出入りが多い場所にもよく使用される。 | およそ10年~15年ほど(種類にもよる) |
FRP防水 (FRP=Fiber Reinforced Plastics「繊維強化プラスチック」) | 強度が高く耐久性に優れたFRPを使用して防水を行う工法。継ぎ目のないシームレスな層で綺麗な仕上がり。乾燥時間が早い為工期が短く済む。 軽量であって強靭、耐熱性・耐食性・耐候性などにも優れています。ただし紫外線に弱く劣化してひび割れたり、硬く伸縮しにくいため地震によるひび割れを起こしやすく頻繁にメンテナンスが必要。費用も高額。 | およそ10年~12年ほど (トップコート再塗布が望ましい) |
アスファルト防水 | アスファルトと合成繊維不織布で作られた材料を貼り重ねて防水層を形成する工法。ビルやマンションの陸屋根等の工事に採用される事が多いです。水や紫外線に強い為防水性も高く、費用も安価で耐用年数も長いのですが、アスファルトを熱して行う工法もあり、臭気や煙等の発生のために、普通の一般住宅には用いられません。 | およそ15年~20年ほど |
防水工事の流れ
ここからは実際の防水工事(ウレタン通気緩衝工法)の工程をご紹介します。
ウレタン通気緩衝工法とは?
ウレタン通気緩衝工法というのは、コンクリート等の下地で水分が多く広い面の防水工事に選ばれる防水工法です。
特殊なアスファルト系粘着層付きの通気緩衝シートを敷いた上にウレタン防水塗膜を塗り重ねていきます。
通気緩衝シートは下地のコンクリート等の動きを緩衝して下地の亀裂を防ぐことができ、特殊な穴の形状が下地の水分を効率的に逃がして脱気筒へと進み、下地の劣化原因のひとつであるふくれを防止します。
そして床にピョコン!と出ているのが脱気筒です。
基本屋上の床等は、ドレン(水を抜く装置)へ雨水などが流れるように、主に中央部分が高くなる様に少し勾配がついています。
そして脱気筒というのは、その高い部分に設置されます。
コンクリートなどの残留水分は太陽の熱で水蒸気となり上部に上がってくるので、床の一番高い部分に脱気筒を設置して外へ水蒸気を逃します。
これで防水膜のふくれ等を防ぐことができるので、脱気筒が真ん中にあると少々邪魔だとは思いますが必要な装置となります。
ベランダウレタン通気緩衝工法 工程
1. 現状
ウレタン防水塗装工事前のベランダの状態です。
2. ケレン清掃
汚れ等を取り除き、ケレン等の下地処理を行い、清掃をします。
3. 下地調整(樹脂モルタル塗布)
4. プライマー塗布
ウレタン防水材が下地に吸収するのを防ぎ、接着性を高める為にプライマーを塗布します。
5. QVシート敷設
歪みやたわみが無いように通気緩衝シートを敷いていきます。
6. ジョイントテープ貼付け
通気緩衝シートの繋ぎ目にはジョイントテープを隙間が出来ないようにキッチリと貼ります。 ウレタン防水剤が通気緩衝シートの下に流れないようにするためです。
7. 脱気筒取付け
通気緩衝シートを切り取って脱気筒を取り付けます。脱気筒の役目については前述の通りですが、通気緩衝シートの中に溜まり閉じ込められた空気が逃げられるようするためのものです。
8. ウレタン一層目及びクロス貼り
立上り部分にはクロスを貼った上で、ウレタン塗膜防水を流してローラーで丁寧に塗布していきます。
9. ウレタン二層目塗布
一層目が硬化したのち、2層目のウレタン塗膜防水剤を塗布
10. ウレタン三層目塗布
同じく3層目を塗布します。
11. トップコート塗布
最後にウレタン防水材の保護の為に、ローラーでトップコートを塗布します
12. 完了
トップコートが乾いたら完了です。
これで雨漏り等の防水はバッチリになりました!!
まとめ
いかがでしたでしょうか。外壁塗装とよく同時に行われる防水工事のお話でした。
もっと詳しいお話が知りたい時は、お気軽にペイントプロまでお問い合わせ下さい。
その他、外壁塗装や屋根塗装の事等、何かご不明な点がございましたら、どんな些細な事でもお気軽に大阪市住吉区のペイントプロまでよろしくお願いします。
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